浄化槽ブロワにつきまして

いつもありがとうございます。

浄化槽の中を普段の生活で見る事はないと思いますが、前回の記事の「浄化槽の虫対策、臭い対策につきまして」の臭いに関しまして、浄化槽ブロワ(浄化槽内に空気を送る機械)が大きく関係しております。


浄化槽保守点検の際に、必ずブロワの作動状況をご確認させていただきますが、保守点検でお客様のもとに滞在している時間は20~30分ほどです。この間はブロワが正常に作動していても、保守点検の数日後にブロワが停止することもたまにございます。

主な原因としましては、

①ブロワ内の部品(ダイヤフラム)の破損
②ブロワ本体の寿命
③大雨、洪水等によるブロワの水没

多いケースは①です。

浄化槽は一部の形式を除き、酸素を必要とする好気性バクテリアが活動しています。 その為、ブロワが停止すると 、バクテリアが死滅して浄化槽内の汚水が腐敗して、強い臭気が発生します。その為、ブロワ停止の早期発見が大切です。

個人のお客様の保守点検は、3ヶ月もしくは4ヶ月に一度なので、その合間に

1.ブロワの作動音がしているかどうか

2.浄化槽マンホールの上から(開けなくても大丈夫です)、浄化槽内の水の流れる音(ブロワから空気を送っている為、ぼこぼこ聞こえます)がしているかどうか

この2点のご確認をたま~にお願い出来たらと思います。

(注)ブロワの作動音がしていても、浄化槽内からぼこぼこ水の音がしない場合はブロワが故障している可能性があります。


ブロワに関しまして、何か気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。