浄化槽の漏水とは、浄化槽の本体に亀裂や破損が発生し、浄化槽内部にて処理されるはずの汚水が浄化槽の外へ流出し、浄化槽内部の水位低下が見られることをいいます。
浄化槽の漏水の原因として、主に以下の内容が考えられます。周辺の地盤沈下や隆起(りゅうき)、地震などの一時的な強い衝撃、地下水域での地下水圧や土圧 (地盤による圧力)、浄化槽自体の経年劣化等が考えられます。
漏水を放置すると、浄化槽内の汚水が地下浸透して、周りの土を侵食し、陥没(かんぼつ)の原因となります。また、浄化槽としての機能を低下させ、正常に生活排水が処理出来なくなります。
浄化槽本体の損傷が広がると、修理費用が増加し、場合によっては新しい浄化槽への入れ替えが必要になります。修理費用も工事日数もかかりますので、傷が小さいうちに修理する事をお勧めいたします。
浄化槽保守点検または定期的な浄化槽清掃をしていただいておりますと、漏水の早期発見に繋がりますので、保守点検、清掃をきちんとしていただくことを推奨いたします。


ご依頼していただいたお客様のもとに、弊社の浄化槽管理士がお伺いいたします。
弊社の営業時間が8時~16時30分までになりますので、この時間内にお伺いいたします。
お客様のもとに到着しましたら、ご挨拶の上、漏水修理を行う旨をお伝えいたします。また、お留守の場合でも浄化槽は基本的に外に設置されていますのでご対応いたします。
1.浄化槽清掃 (汚泥・汚水を全量引き抜きし、槽内を空にします)
2.清掃後、作業員が槽内に入り、汚れた内部全体にブラシをかけながら傷の確認を行います。汚れの下に傷があることがあります。(作業の妨げになる部材があれば取り外し、作業後、修復します)
3.補修材 (FRP補修材)を貼るため、下地の処理をします。
4.補修材を貼り付けます。
5.補修材が固まったことを確認し、水を張り、数日後に水位が正常か確認します。
お客様に漏水修理内容をご報告いたします。お留守の場合は報告書またはお電話・メール等でご報告いたします。